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赤面キョーコに火がついてできた産物です・・ 

よかったら続きからどぞ。
 


 君の頬からゆっくりと唇を離し、俺はその瞳を見つめ、笑ってこう告げた。

 『・・ありがとう』

 しばらく目を見開いたまま・・動こうとしない君。

 『・・?最上さん?・・・』

 『あ、はい・・・美味しく召し上がってイタダケタナラサイワイデス・・』

 硬直したまま、楽屋を去った君。
 はあ・・・。・・・・やってしまった・・。
 だけど、もう抑えていられなかったんだ・・・


ACT149.5      sideR


「蓮~♪れーん??さっきキョーコちゃんに何もらったんだよ??
 ~ひょっとしてチョコの代わりのもの??」

 例のごとく、社さんが嬉しそうに俺に突っ込みをいれてきた。
 ほんとあの娘がらみのことになると目ざといよな、この人・・。
 
「ええ、まあ・・俺がチョコ食べないの知ってたみたいで・・・」

「へええええ、お前だけにねえ~。なーんだキョーコちゃんてばチョコの代わり、
 ちゃーんと用意してたんだ。蓮、これってお前だけ特別ってことだよ?わかってる?」

「そう・・ですか?俺がたくさんもらうから自分までチョコだったら迷惑になるって言ってましたけど・・」

 やっぱり“特別”扱いされてるってことでいいんだよな・・・

「何いっちゃってんの!それは『食べてもらえなかったら悲しい』ってことの裏返しだろ?
 で?何?何もらったんだよ~~~~」

 そうなのか・・?

 『好みにあわなかったらどうしよって・・ドキドキしちゃいました』
 
 はにかんだような笑顔を見せた君。
 そんな風に俺のことを思って作ってくれてたのだろうか・・と思うと胸の奥に
 温かいものが込み上げてきた。

 彼女の唇が強引に奪われたことに対する怒りも、
 不破の事ばかりに頭をいっぱいにしてしまう君へのいらだちも、いつのまにか消えていた。

 けれど・・事態はそう穏やかとはいかなくなっていた。
 俺が発作的にやってしまったアレが、
 思いのほか現場をかきまわす結果をもたらすことになっているとは、
 俺もこの時はまだ思っていなかったのだ。



 「カット!」
 「京子ちゃん、またフリーズかあ・・どうしたんだろ。お昼前は普通にやれてたのに」

 これでもう何度めだろうか、芝居の途中でフリーズしてしまう君。
 ・・まいったな・・仕事にまで支障きたせるつもりなんかなかったのに。

 「れーん・・」
 案の定、社さんが凄い顔で睨んできた。
 「・・お前っ、キョーコちゃんに一体何をしたんだよ!?」
 
 「いや、特に何も?・・・」

 「嘘つけっ じゃあなんでキョーコちゃんさっきからあんなにフリーズしまくってんだよ?」
  おかしいだろう???」

 「・・何もありませんよ。ただ彼女がプレゼントをくれたお礼を・・」
 
 「れ~ん~・・俺はお前のマネージャーだけど、キョーコちゃんのことだって見てるんだから
  キョーコちゃんの仕事に支障をきたされても困るんだよ、蓮!!・・・」

 本当はあんなことをするつもりじゃなかった。
 でも不破のことを思い出している君を見ていたら居ても立ってもいられなくなって。
 あいつに囚われたままの君を解放・・・・いや違うな・・・・
 俺だけを見てほしいと思ったら。

 そして気が付いたらあんな行動にでてしまっていた・・
 揺らがない・・筈だったのに・・・・・・


 はああ~まいったな・・・
 俺は君のことになるとどうにも自制が利かなくなるらしい・・
 いや唇にキスしなかったのは俺の自制の賜物ではあるのだが・・



 sideK に つづく・・かもしんまい。


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