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つづきより 中編です。 
所変わって湾岸スタジオ。

ここで「DM」は今日も朝から撮影をしているらしい。
のぞいてみたいが今は自分の仕事に集中しなければ。

カメラを設置したインタビュー場所の前に編成部の担当者が人を連れ添ってやってきた。


「お疲れ様です。戸倉さん、紹介するね、敦賀くんのマネージャーの社さん。前のシーン押しちゃって
 敦賀君今メイク室入ったとこだからもうちょっとで来るって」

「今回担当させていただきます『モーニングタイムズ』の戸倉と申します。よろしくお願いします。」

「あ、どうも初めまして。敦賀蓮のマネージャー、社です。こちらこそよろしく。 本人まもなく来ますので」

 マネージャーと名刺交換をする。切れ者そうな容貌のマネージャーに一瞬たじろいだが・・
 人柄は温厚そう。

「アナウンサーの笹井がインフルエンザにかかりまして・・今回は」

「ああ、聞いてますよ。その辺はご心配なく。でも戸倉さんの方が突っ込みするどそうですね」


 そりゃ 囲みでもそうだけどリポーターよりも記者やディレクターの方が遠慮なくずけずけと質問するもんね・・
 だからこそ面白い現場になったりもするんだけど。


「・・・恋愛の話とかお聞きしても大丈夫なんですよね??」

「それはもちろん。恋愛ドラマですからね。どんどん本音を聞き出してやってください♪」

 なぜか嬉しそうな社さん。この人敦賀蓮のことかわいくてしょうがないのねきっと。
 でもあの敦賀蓮が本音ねえ・・・少なくとも今までのインタビュー記事を見る限りでは
  嘘はついてないにしろうま~くかわしてる感じもあるのよね・・手ごわいわ。なんてことを思っていると・・


「おまたせしました。すみません。敦賀です。今日はよろしくお願いします」


来た!敦賀蓮!・・・生で見るほうがやっぱりかっこいいんですけど・・
っていやいや、飲まれてはいかん!!


「どうも、担当の戸倉です。今日はよろしくお願いします。・・」

今日のインタビューの流れをごく簡単に打ち合わせ、インタビューが始まった。



「いよいよ最終回ですが・・」

「そうですね、半年やってきたんで終わるのは寂しいんですが。これはまあいつものことですけど・・」

「撮影期間が長いとそれだけ思い入れも深いですか?」

「そうですね、共演した方たちとも仲良くなれましたし」

「現場はどんな雰囲気なんですか?ドラマはドロドロでしたが」


「ドラマに負けず劣らずドロドロしてます(笑)嘘です。みんな仲良いですよ。」

 出だしは上々、敦賀蓮、いいひとっぽい。


「ピアノのシーンはほとんど自分で弾いてらっしゃるそうですね?」

「そうですね、全く弾けなかったんですけど。今はドラマで登場する部分くらいはなんとか」

「楽譜とか読むの大変じゃなかったですか?」

「・・読めないんで、先生の動きを真似て覚えました。今でも楽譜は全く読めません(笑)」


「ピアノと言えば、あの美月とじゃれあうシーンは本当に引き込まれました。あそこは原作には
 ないエピソードですが、実は敦賀さんのアイディアだそうですね?」

「・・ええ、まあ。前作は素晴らしい作品でしたし、これを超えられるものが本当に
  できるんだろうかという思いもどこかにありました。でも、敦賀蓮にしかできない、
 ・・自分にしかできない『嘉月』を演りたい、演ろうと思った時、思い浮かんだのがあのシーンだったんです。」


 役者のアイディアやアドリブで新たなシーンが生まれるという話は珍しいことではない。
 だが、あのシーンはかなり計算されているようにも見えたから
 敦賀蓮のアイディアで生まれたと知った時、その理由を訊いてみたくなったのだ。

「今までにない一面を拝見できたような気がしますね。色気があるかと思ったら少年みたいな顔だったり」

「・・そう言ってもらえると役者冥利につきますね」


敦賀蓮という役者、本当に芝居に真摯に向き合っているんだろうな。そういう仕事に対して真面目な
男が恋愛に直面してオタオタするところ、見られたらオモシロいよな・・・。



「敦賀さんにとって『ダークムーン』はどういう存在ですか?

「そうですね・・僕自身ある種ターニングポイントになったドラマだと思ってます」

「ターニングポイント・・。」

「僕はこれまで恋愛を主としたドラマには出たことがなくて。」

「今回のドラマは濃厚な恋愛ドラマということで、実は相当悩まれたと聞いてますが・・」
 
「あ、よく御存じなんですね、・・・・こりゃ隠さず話さないとマズイな(笑)
 教師役なんかしてるから年上に見られがちなんですけど、こう見えても僕まだ21ですから・・(笑)
 そうなんです。一時すごく悩んだ時期があって・・
 というのも僕は嘉月みたいに、押し殺そうとしても思いが溢れてしまうという狂おしいほどの気持ちというのを
 持ったことがなかったんですよね。自分の恋愛経験の中では・・」

「でもドラマの中では見事に演じてらっしゃいましたよね。
 ご自身の中で何かふっきれるものがあったんでしょうか?」

「・・・・そうですね。うん・・今は彼の気持ちがわかりますよ。
 相手をいとおしい気持ちを抑えきれないという、抑えてても溢れてしまう思いというのか・・
 でも自分自身をうまく芝居の中に出すことで、役としてよりリアルに生きられるというのは
 今回感じましたね。今までは自分を消して役になりきることばっかり考えてたんで。
 ある意味目からうろこが落ちたというか・・」

「敦賀さんの中でも抑えきれない思いが最近あったんですか?」

その瞬間、終始笑顔だった敦賀蓮の表情が驚いたような表情に変わったのだ!!
・・明らかに動揺してる???

つづく
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